旦保立子さん宗議会議員選挙立候補の経過報告

                                        須賀 力の巻

九月二日 午前。旦保哲夫さんから、このたびの選挙に立子さんが立候補をされる決意を固めたことを連絡いただく。ついでに、須賀に選挙事務長なるものを任されたので、即答で承諾した。
遡ること、八月二十四日、山下ミサ子さん医療過誤訴訟の支援で立子さんとお会いし、帝国ホテルの見える、有楽町ガード下焼鳥屋で会談し、もし選挙にでるようなことになっちまったら、応援することを「芋焼酎一杯」で頼まれた。
そういえば、報恩講の企画会サブチーフもかつて水沢うどん「大澤屋」にて「お銚子一本」で引き受けてしまった。その時は哲夫さんでした。
九月四日「御徒町風月堂」にて立候補書類に事務局長サインと捺印。その後、グループ洪沙ではなく無所属の立場からの出馬であることを確認。
九月五日立候補届出。須賀も久しく着ていないスーツ・間衣姿で、立子さん・哲夫さん・雅人さんと四人で届出。
届出後、立候補決意はがき「内外に開かれた真宗大谷派宗門を願って」宛名ラベル張り。
九月六日はがき第1弾「内外に開かれた真宗大谷派宗門を願って」発送。
九月七日はがき第2弾「「温存から解放へ」発送。同日、大宮宗泉寺において事務所開き。第一回事務局会議。
第一回票読み(約八十票)
立子さんの立候補決意に続き、選挙事務長須賀挨拶、運動員柳さん・佐野さん・雅人さん・哲夫さんからのお言葉。具体的にどう動くかを検討。はがき攻勢・封書全有教師宛に送れないだろうかということを検討。挨拶回りは基本的にはしない。お香も持っていかないことを確認。手分けして電話で読んでいくことを基本にする。
九月八日はがき第3弾「自らの生き様を選ぶ選挙を!」発送。
九月九日はがき第4弾「金木犀」。運動員の伊東初恵さんから有縁の方に向け発送。
九月十日はがき第5弾「新しい風」発送。十日、十一日は電話攻勢は控えるように。
九月十二日第2回事務局会議B4版「皆様の1票が新しい風を呼ぶ!」全有教師にむけ発送。
第二回票読み(約百二十票)。
旦保立子
さんを支える会の名称を「旦保立子を支える光風(ひかりのかぜ)」と決定。

碧海さんより案をいただき、碧風・清風・共風・澄風等から光風をいただき「ひかりのかぜ」と命名。
九月十三日運動員佐野さん発第六弾「女あり、男あり」女性有教師に向け発送。
九月十四日選挙運動終了。
九月十五日・十六日不在者投票
十七日投票日。2200開票開始。2352結果発表
投票者数六七一票中 藤森候補二三五票・柴田候補百六十六票・旦保候補百四十七票・井上候補百十四票 無効票九票。

今後の予定

十月十三・十四 議長・副議長選挙。宗務総長選挙。
十一月中 事務局体制(事務局長・会計・世話人決定)支援体制の確立。教区内にご支援のお願い。
十二月  旦保立子を支える「光風」立上げ。
二月   臨時宗議会 以降報告会。報告通信「会報」作成発送。
月   定期宗議会 以降報告会。報告通信「会報」作成発送。その他  宗会傍聴・一日(宿泊)研修会・などを企画・立案していきたい。

◆資料:毎日新聞 2005916日 大阪夕刊◆
真宗大谷派:お東さんの総選挙 十三教区であす投票
 ◇初女性候補「男議会に風穴を」/与党会派は初マニフェスト
 門信徒約六百万人とされお東さんの愛称で親しまれる真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)で、宗門の最高議決機関・宗議会(定数六五)の議員(任期四年)を決める総選挙が十七日、投票日を迎える。今回は初めて女性候補や「マニフェスト」が登場するなど話題も豊富。門信徒らも議席の行方に注目している。【鶴谷真】
 ◇「お参り」称し戸別訪問?
 「小泉自民党が(衆院選で)大勝したのは、改革のスピードを上げることへの期待で、宗門も同じ。私に清き一票を」。定数四に五人が立ち、二四年ぶりの選挙戦となった京都教区で十四日、有権者の僧侶約四〇人を集め立会演説会が開かれた。候補が「間近に迫った宗祖親鸞聖人七百五十回御遠忌(ごえんき)(十一年)をいかに迎えるかが一番大切」と訴えると、有権者から「(修復中の)本山の御影堂が立派になるのは結構だが、末寺から金を集めるばかりで、門徒さんが離れて行っている。危機感が足りない」と批判も。 宗派の選挙条例で戸別訪問は禁止だが、「やってない人はいないはず」と宗門関係者。「お参り」と称し、菓子持参で教区内の寺に出かけ、名刺を渡して「どうかよろしく」とやるという。教区の有権者数は数百人から千五百人程度で、地縁・血縁がものを言う。ある新人候補は「全有権者あてに支持を求める手紙を四回郵送したが、『顔見せの回数が多い人に入れる』という住職もいて苦労している」と話す。
 今選挙で初めて、議会の与党会派・真宗興法議員団は「マニフェスト」を作成。「核家族化の中、親から子へ贈りやすい三折(みつおり)本尊(厚紙でできた本尊)の普及を図る」などと施策を訴えている。
 今回は初めて女性候補が2人立った。昨年の条例改正で、被選挙権は住職だけでなく、儀式を執行できる教師にも拡大、坊守(住職の妻)が立候補するきっかけになった。東京教区(定数三)の女性候補(五八)は「男ばかりの宗議会に、女性の視点から風穴を開けたい」などの訴えを、有権者約千人に郵送。住職の夫や運動員と「電話作戦」を約三百ケ寺に行い、手探りの選挙運動にも手応えを感じているという。
 ことば
 ◇お東さんの議会、総選挙
 真宗大谷派は明治時代に議会制度をスタートし、八一年の「宗憲」改正で、僧侶代表の宗議会と門徒代表の参議会による二院制に。宗議会は全国の三〇教区から各区ごとに一〜五人を選出。今回は十三教区で選挙戦に突入した。有権者の僧侶は、住職とその次に地位が高い「教師」で全国に約1万七千人。与党会派・真宗興法議員団は、御遠忌事業の資金集めなどを巡る意見対立から昨年九月までに八人の離団者を出し現有三五議席。野党二会派と無所属議員は過半数割れに追い込もうと狙う。

光風(ひかりのかぜ)

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